介護福祉士の関連情報


介護福祉士とは?

介護福祉士
介護福祉士の活動場所としては、特別養護老人ホーム、デイケアセンターや障害福祉サービス事業所、その他の社会福祉施設があげられる。また、在宅で生活している要介護者の自宅に通って援助する訪問介護員(ホームヘルパー)にも介護福祉士資格は有用である。社会福祉士がソーシャルワーカーという英語名でも呼ばれるように、介護福祉士についてもケアワーカーという呼び方をすることもある。
今後は、この職種の専門性を深めていくこと、他の医療、看護、リハビリテーションなどの職種との連携、相互理解などその職域の発展のためなされなければならないことが多い。介護福祉学会も誕生し、介護福祉学といった専門分野もその産声を上げた。しかし、介護福祉士の資格を取得してもその社会的地位は看護師と同等とは言い難く(例えば厚生労働省が定めたグループホームの人員配置には看護師はあるが介護福祉士の規定はない等)、その業務内容が苛酷であることから離職率が非常に高い。その背景として、過酷な労働に対して給与が安いという問題がある。また苛酷かつ、給与が低いことからさらに敬遠され人材が不足しているため、勤務がより苛酷になるという悪循環が生じている。

介護福祉士国家試験
介護福祉士国家試験(かいごふくししこっかしけん)とは、厚生労働省の外郭団体、財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する、第一次試験と第二次試験からなる国家試験をいう。2007年1月に19回目が実施された。受験者数は毎年増加の一途をたどり、第19回試験ではおよそ14万6千人が受験した。
介護福祉士国家試験を受験するには下記の要件を満たす必要がある。
3年以上介護等の業務に従事した者
福祉系高等学校を卒業した者
介護福祉士国家試験は、第一次試験(筆記試験)、第二次試験(実技試験)からなる。
第一次試験は1月下旬、第二次試験は3月上旬にそれぞれ北海道、青森県、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県で行われる。ただし、介護技術講習会を受講し修了した場合には、実技試験は3回まで免除され、第一次試験のみで合否が決定される。